JA太田市は群馬県の東部、太田市内の旧太田市地区と藪塚地区を管内とする農業協同組合です。

　人事企画課は８月２９日、土づくりと緑肥の有効活用と題した講演会を本所３階大会議室で開きました。管内の生産者を中心に４３人が参加。講師は雪印種苗株式会社の土壌医の和田さんが務めました。
　講演会は組合員への学習機会の提供を目的に実施。近年の肥料価格の高騰が生産コストに大きく影響を及ぼしていることから、化学肥料よりもコスト抑制に繋がり、効果についても検証されている緑肥の有効活用について紹介しました。
　緑肥はマメ科やイネ科などの緑肥作物を田畑にすきこみ肥料にしたものです。土づくりだけでなく、飛砂や景観美化、農薬飛散防止などの様々なメリットもあります。
　講演会では和田さんより、緑肥による土づくり効果や地力増進効果、線虫土壌病害対策などについて説明をしました。緑肥の効果が出るメカニズムや緑肥の試験結果などを交えた丁寧な解説で、参加者はメモを取りながら熱心に緑肥について学びました。
　参加者からは「緑肥の使い方や効果についてよく分かった」と大変好評でした。
　ＪＡ太田市の天笠淳家組合長は「『地域共生』『なくてはならないＪＡ』の実践に向けて、今後も地域の方々に役立つ企画を実施していく」と話しました。
　ＪＡ太田市は今後も暮らしに役立つ講座やイベント等を順次開催し、地域に貢献していきます。